ウタマロって、
どういうふうに⽣まれたの?
戦後、宮井慶太郎(宮井産商株式会社初代社⻑)という⼈が⽣み出したのよ。京花紙(今のティッシュペーパー、化粧紙)の販売を⽣業としていて、⽇本版画が好きだった宮井が京花紙を「広重」という商標で販売したのが始まり。それを半分折にして数⼗枚組にした「歌麿」がヒット商品になったんですって。そして宮井は「歌麿」ブランドのさらなる商品展開を⽬指し、洗濯⽯けんの販売に乗り出すの。⽇本全国の⽯けんメーカーを調べ上げ、東邦油脂株式会社(現株式会社東邦)と出会い、昭和32(1957)年に「ウタマロ⽯けん」が誕⽣したのよ。
すごい⻑い歴史だね。
どうやって広まっていったの?
ウタマロ⽯けんは、関東以北が商圏の京花紙「歌麿」の販売ルートで販売され、⼈気を得ていったわ。でも、バブル崩壊と紙販売の競争激化によって宮井産商株式会社は廃業してしまうの。だけどその時、多くのお客様から「ウタマロ⽯けん」を廃番にしないで欲しいというお声を頂いて、東邦が「ウタマロ⽯けん」の製造から販売までを⼿がけることになるのよ。
みんなのおかげで、
今のウタマロ⽯けんがあるんだね。
この出来事を機に「ウタマロ⽯けん」は⻄⽇本でも販売されるようになったの。そして発売から60余年、「ウタマロ⽯けん」はとてもたくさんのお客様と、そのお客様のご意⾒に⽀えられ、改良に改良を重ねて現在に⾄っているのよ。そしてついに2012年の春にウタマロ新シリーズとして、汚れ落ちの良さと⼿肌へのやさしさの両⽴にこだわった、ウタマロリキッド(部分洗い⽤液体洗剤)、ウタマロクリーナー(住宅⽤クリーナー)、ウタマロキッチン(⾷器洗い用洗剤)が発売されたのよ。